ヘアケア

髪は一度傷むと修復できない?傷みを軽減するヘアケアとは

髪には自己修復能力がないのをご存知でしょうか。髪は一度傷んでしまうと、元に戻すことはできません。そこで美しい髪を保つためには日頃からヘアケアを行い、できるだけ傷ませないようにすることが大切です。ヘアケアは、ほんの少しの心がけ次第で大きな変化を感じることができるでしょう。

1. 髪の傷みを修復するためには?

そもそも髪はどうして傷んでしまうのでしょうか。髪の毛の表面にはキューティクルがあり、髪内部を保護しています。しかし濡れた状態のキューティクルは剥がれやすく、一度剥がれると髪内部に閉じ込めていた栄養分や水分が流れ出てしまい、髪の傷みに繋がります。

カラーやパーマの薬剤によって受ける化学的なダメージや、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージによる髪のタンパク質の変化は、さらに傷みを加速させる原因となってしまうのです。ところがお肌はターンオーバーすることによって少しずつ修復できますが、髪には自己修復能力が備わっていません。極端にいえば、激しく傷んだ髪は切るしかないのです。

一度傷んでしまうとケアすることによってある程度のツヤは出ますが、元の健康的なツヤを取り戻すのは不可能です。そこで日頃のヘアケアが重要となります。ヘアケアで気を付けたいことは、「濡れた髪の扱いを丁寧にする」、「ヘアアイロンやコテは乾いた髪に使用する」、「紫外線・乾燥対策を行う」の3点です。

1-1. 濡れた髪の扱いを丁寧にする

シャンプー後の濡れた髪をそのままにしていると、髪表面にあるキューティクルが剥がれやすくなります。想像以上に濡れた髪はとても繊細で、摩擦や熱に非常に弱いものです。そこで気を付けたいのは髪の乾かし方です。まずドライヤーを使う前にタオルドライをしましょう。濡れた髪は摩擦に弱いので、決してゴシゴシとこすってはいけません。タオルに髪を挟み、優しくトントンと押さえるようにして余分な水分を拭き取ります。

次に、ドライヤーを使う時は熱を分散させることを意識しましょう。一箇所に熱を集中させると、ダメージを与えてしまうので、ドライヤーは髪から20cm離して細かく揺らすようにします。こうすることによって髪にダメージを与えることなく、効率的に乾かすことが可能です。

傷みが気になっている方は、ドライヤーを使う前に洗い流さないタイプのトリートメントを付けるのがおすすめです。そうすることで濡れて剥がれやすくなっているキューティクルを保護できます。

1-2. ヘアアイロンやコテは乾いた髪に使用する

日頃から、ヘアアイロンやコテを愛用している方は多いのではないでしょうか。このヘアアイロンやコテは、直接髪に高温度部分が触れます。

髪はタンパク質でできているため、高温部分が触れると変質してごわつきやパサつきを感じるようになってしまいます。そのため傷まないようにするには、ヘアアイロンやコテを使用しない、もしくは使用頻度を減らすのが一番です。そうはいってもヘアスタイルを作るのに欠かせないアイテムなので、使用する時は必ず乾いた髪に対して使用しましょう。

少し濡れた髪の方が、うまくクセ付けできそうだと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし濡れた髪にヘアアイロンやコテを使用すると、髪が乾くまでの間、同じ部分に当て続けることになります。長時間高温部分が触れるので、結果的には傷みを促進させてしまうことになります。

乾いた髪に使用すれば、クセ付くまでの時間も最小限ですむため、傷まないように気を付けながら、ヘアアイロンやコテを使ってヘアスタイルを作るのを楽しみましょう。

1-3. 紫外線・乾燥対策を行う

お肌の紫外線・乾燥対策を行っているのと同様に、髪に対しても対策が必要です。髪は紫外線を浴びると、キューティクルが剥がれてパサつきが気になるようになります。長時間紫外線を浴び続けると、髪内部までダメージを受けて髪の色が褪せることもあります。紫外線は一年中降り注いでいますが、とくに気を付けたいのは春から秋にかけてです。

髪の紫外線対策として基本となるのは、帽子を被ったり日傘を差したりして直接紫外線が当たらないようにすることです。帽子や日傘を利用できない場面では、髪を下ろしたままのダウンスタイルだと、紫外線が当たる面積が大きくなってしまいます。コンパクトにまとめるアップスタイルにするだけでも、紫外線によるダメージを軽減する効果があります。

おすすめなのは、ヘアケア用の日焼け止め用品を利用することです。日焼け止め効果と保湿効果の両方を兼ね備えたヘアケア用品もあるので、日常的に利用するとよいでしょう。思いがけず外出しなければいけない機会があっても、紫外線によって髪が傷んでしまうのを防ぐことが可能です。

空気が乾燥する冬は、髪にも乾燥対策を行いましょう。冬は空気中の湿度が低くなるので、髪が乾燥してキューティクルが剥がれやすくなります。また静電気によって髪のまとまりにくさを感じることもあるかもしれません。

室内にいる時は、加湿器を利用して湿度を上げるのが効果的です。加湿器によってお肌の保湿や風邪予防ができると同時に、髪の水分も補うことが可能です。外出する時は、洗い流さないタイプのトリートメントを付けて乾燥から髪を守りましょう。冬でもしっとりと潤いのある髪をキープできると傷みにくいのはもちろん、注目の的になること間違いありません。

2. まとめ

髪には自己修復能力がないので、傷ませないように日頃からヘアケアを行うことが大切です。お風呂上がりの濡れた髪の扱いを丁寧にする、ヘアアイロンやコテを使う時は必ず乾いた髪の時にする、季節に合わせて紫外線対策や乾燥対策を行うと、髪へのダメージを軽減できます。しかし髪を傷ませてしまう原因は人それぞれです。

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